【ネタバレあり】『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』| シリーズを一作も観たことない妻と観るスター・ウォーズ観賞会【第6弾】
いよいよ新作『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』が今月20日に公開されますね。
きっと日本中、そしてネット中で怒涛の盛り上がりを見せるでしょうが、わたしはどうも年内の鑑賞は難しそう。くれぐれもネットのネタバレに轢かれないように気をつけねば。
ゆっくりマイペースに相方氏と続けてきた本鑑賞会もやっと6作目『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』まで終了した。
まだ記事に書いてないが『ローグ・ワン』も観たので残さはEP7、8のいわゆる続三部作となる。なんとかEP9は相方氏と映画館で観られそうだ。
長かったぜ~。
ということで、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の感想を綴っていく。
**ネタバレありきで感想を書くのでまだ観てない方はご注意ください。**
一言あらすじ
感想
本作の公開は2005年。前回のEP2が2003年だったので、3年後の公開だったわけだ。こうやって見てみるとEP1からEP2の間も3年だったので、新三部作はきっちり3年間隔で完結したことになる。(どこかの汎用人型決戦兵器の新劇場版とは大違いですね)
記念すべきEP4が1977年の公開で、ダース・ベイダーが初登場したのもそのタイミングだから、彼の登場からその誕生の秘話が明かされるまで28年の歳月が経ったわけだ。
待ち望んだファンからしたら、これほど感慨深い作品も他になかなかないだろう。
ふと三部作(EP1~3)でどれが1番売れたのか気になり、世界興行収入のランキングをググってみると
- エピソード1
- エピソード3
- エピソード2
だった。やっぱり長い沈黙を破り、高い映像技術で再始動となったエピソード1は話題になったんだろうなと。
さて本作は新シリーズ完結作、そしてスター・ウォーズシリーズとしても(当時は)最終作だったということで見どころは満載だ。
ついに闇に堕ちるアナキン、師オビ=ワンとの最終決戦、明かされるダース・ベイダー誕生の秘密、新キャラ・グリーヴァス将軍のライトセイバー四刀流………などなど作中どこからも目が離せない。(本記事を書く上で知ったのだが、グリーヴァス将軍って元人間のサイボーグだったのね。純粋なドロイドだと思ってたよ)
だから、感想を書いていたらきりがないし、まとめる自信もない。が、しかし!そんな中どうしても言いたいことがある。
ジェダイ評議会無能すぎ。
もはや、草を生やしてもいい。
ジェダイ評議会無能すぎww
あれだけフォースがどうとか、暗黒面がどうとか、未来がどうとかとえらそうに言ってた人たちが、敵の黒幕がお隣さんにいたことに気がつかないのは、いかがなものなのか。
確かにパルパティーンことダース・シディアスは用意周到で狡猾だった。シス復活に向けて綿密に計画した感が作品を通して伝わってくる。
表向きには銀河元老院最高議長として権力と信頼を獲得し、共和国の民主主義の腐敗をアピール。正義とされていたジェダイを共和国の敵に仕立て上げ、その勢いのまま強いリーダーシップが必要だと、帝国を築く。
結果だけ見るとまんまとシディアス卿のシナリオ通りだったわけだ。
特に、用意したクローン兵にジェダイを銀河共和国の敵として排除を命令する「オーダー66」とかうまかったし、効果的だったと思う。
あれこそ「戦は数だよ」という言葉を見事に体現している。ああなってはジェダイといえど、ひとたまりもない。
ただいくらシディアス卿が手強かったとしても、あれだけ接点があったパルパティーンから暗黒面の何かを感じ取れなかったもんなのだろうかと、どうしても本作を観るたびにジェダイ評議会をバカにした目でみてしまう。失礼ながら。
じゃあどうすればよかったんだ?って考えるとやっぱりキーマンはアナキンだと思う。
彼がシディアス卿の言葉に流されず、マスター・ウィンドゥとともにシディアス卿を討っていれば、色々な惨事は避けられたわけだし。
でもそうはならなかったのは、パドメを助けたい気持ちがあったし、評議会に対する不信感も募っていたからだろう。まあその不信感もシディアス卿によって誘導され、煽られたものかもしれないけど。
フィクション作品に「あそこで、あ~していれば。あ~なっていれば」と思うわたしも十分アホらしいが、この物語の未来を知ってるだけにどうしても「タラ・レバ」を考えてしまう。
スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(9枚組) (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2015/11/13
- メディア: Blu-ray
最後の最後の感想でイチャモンみたいになってしまったが、今回シリーズを通しで観直してみて、やっぱり真の名作だなと心から思う。
これだけ壮大な物語を、約30年もかけてきちんと完結させられるというのは本当に凄い。しかもシリーズのどの作品をピックアップしても、抜群に面白いなんて。
続シリーズが次々と制作されており、もちろん楽しみにはしているが、やっぱりこの美しく完成されたスター・ウォーズシリーズという一作品に蛇足という形で傷をつけないかがどうしても心配だ。
さいごに
スター・ウォーズをまったく観たことない相方さんとシリーズを追っかける観賞会もいったん一区切り。
観始めた頃はオビ=ワンとハン・ソロの違いもわかってなかった相方氏にどうなるかと思ったけど、なんとか最後まで通せてよかった。