投資信託の購入を考えている人必見!手数料が高い投資信託を買ってはいけない
こんにちは。ありひとです。
前回の記事で私が投資をスタートする上で、初っぱなから失敗してしまったことについて紹介しました。
実は、私の失敗はまだまだ続きます。今回も私の失敗談とそこから得られる教訓について書きます。特に、投資信託の購入を考えている人には役立つ失敗談ですので、是非読んでください。
今回の件から得られる教訓
例によって、まずは結論からいきましょう!
投資信託とは?
そもそも投資信託ってなんでしょう。知ってるよ!って方も多いかもしれませんが、当ブログでは誰が読んでもわかりやすい、やわらかい記事を書いていくことを目標にしておりますので、おさらいしておきます。
投資信託とは、一言で言えば投資家から資金を集めて、その資金をもとに運用のプロが株や債券を売買することで運用していく金融商品です。
運用会社は複数の投資家からお金を集めることで、大きな元金を投資に回すことができ、得られたリターンを投資家に返すことできます。
投資信託を購入したきっかけ
きっかけその① 投資セミナーに参加
NISA口座を銀行で開設したはいいものの、当時あまり投資をするつもりがなかった私は、しばらくほったらかしにしておりました。
そんな私に転機が来ます。ある証券会社主催の投資セミナーに参加してみたのです。
開催場所が仕事場から近く仕事帰りに参加できたこと、参加無料だったことが後押しとなり「なんとなーく勉強になるかな」ととても軽い気持ちで参加しました。
セミナーの内容は、「現在の年金制度だけでは老後のお金はまかなえない」「金利の低い今、銀行にお金を寝かせておくのはもったいない」といった投資による資産形成の重要性を分かりやすく伝えてくれるものでした。
今でこそ、よく聞く内容かなと思いますが、当時の私とっては十分新鮮で面白く、かつ危機感を煽る内容で、「こりゃ投資せんば!」とかなり焦ったのを覚えています。
単純ですね。
そして、そのセミナーの中で紹介されていたのが投資信託での資産運用でした。
まあそりゃそうですよね。無料のセミナーなんだから、自分たちが扱う金融商品の紹介くらいしますわね。
その時に紹介されのが、私が人生で初めて買うことになる投資信託「トレンド・アロケーション・オープン」です。
トレンド・アロケーション・オープン | 投資信託なら三菱UFJ国際投信
商品概要をまとめると以下のようになります。
- 世界各国の株式・債券・リート等の幅広い資産に投資するバランスファンドで、下落リスク対応、為替ヘッジをしながら「負けにくい投資」を目指すファンドオブファンズ型の商品
皆さん、読んで意味わかりますか?
セミナーで聞いていた私は全くわかりませんでした。
でも、下のような右肩上がりのグラフを見せられて「なんか良さげだ!」と漠然と思ったのです。
そのグラフが何を示しているのかもわからずに。
なかなかひどいですね。
きっかけその② 綺麗なお姉さんから電話が来た
セミナー後の私は、投資への熱が急上昇。良さそうな商品も教えてもらったことだし、すぐにでも投資を始めてみたいと思ってました。
そこに見計らったように電話をかけてきたのが、あの銀行窓口のお姉さんだったのです。
用件は「開設したNISA口座について、是非活用して欲しいので一度ご来店して頂けないでしょうか」とのこと。
さすがの営業力ですね。
嬉々として銀行に向かった私は、それこそドヤ顔でトレアロを購入したわけです。どうや私も勉強してんだぞ、と言わんばかりに。
イタいですね。
トレアロの何がよろしくないのか?
さて長くなってしまいましたが、今回のオチです。
トレアロを購入したことの、どこが失敗談なのでしょう。
下の図を見てください。
上の図はトレアロの交付目論見書(投資信託の説明書)の一部を抜粋したものですが、「運用管理費用」の「実質的な負担」という欄に1.17%とという数字がありますね。
実はこれ、投資信託を管理してもらうために、我々投資家が毎日支払い続ける手数料のことなのです。
毎日ですよ。毎日。
トレアロであれば、「管理のための手数料が年率約1.17%かかるよ」と書かれているわけです。
皆さん、1.17%って安いと思いますか?高いと思いますか?
一見安いと思うかもしれません。事実、私も最初はそこまで気にすることか?と思いました。
でも、これはやっぱり高いんです。
例えば、常に業界最低水準を目指すとうたっているeMAXIS Slimシリーズのバランス型商品『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』であれば、0.16%です。
結構違うでしょ?
実は巷の玄人投資ブロガーはこの投資信託の手数料というものに非常にこだわります。
なぜそこまでこだわるのか。私は以下のように理解しています。
「市場の動向を予測して売買なんて誰にもできない。だから投資家としては手数料が低い投資信託を選択し、リターンを最大限にすることが合理的な手法であるから」
もっとざっくりいうと、「市場はコントロールできないけど、手数料は商品の選択時点でコントロールできるよね。できるところは無駄をなくそうね」ってことです。
私も何冊か投資に関する本を読んでこの考え方を知り、今では実践しています。
そういう意味で無知だったあの頃、勢いで買った運用管理費用1.17%のトレアロを勝ってしまったことは、やはり私にとって大きな失敗だったわけです。
まとめ
今回も投資に関する私の失敗談を紹介しました。
手数料の高い投資信託は買わない。これはシンプルですが、とても重要な教訓です。
投資信託の購入を考えてる方は絶対気にしてみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回もどうかよろしくどーぞっ!