無機質にアウトプット

読んだ本や観た映画の感想を書いていきます。

いつから有名人の訃報にショックを受ける歳になったんだろう

昨日(2020.04.16) 、仕事の合間にTwitterを眺めているときに衝撃的なニュースを目にしてしまい、思わず「え?」と声を出してしまった。

一度もお会いしたことなかったけれど、割とショックが大きく、その後の仕事は全然気持ちが入らなかった。

 

思えば、自分はいつから有名人や芸能人が亡くなってショックを受けるようになったんだろう。会ったことない、向こうからしたら名前も知らない、遠い遠い存在がこの世を去って、落ち込む。これって結構不思議だと思う。

 

一番はっきり自覚があるのはいかりや長介さんかな。わたしは、いかりやさんのドリフ全盛期時代を知っている世代ではない。ちょうど踊る大捜査線にハマってた時期だったのでどちらかというと好きな俳優さんに入る部類だったと思う。あのときも学校じゃ先生とそのニュースで持ちきりだった。

 

ショックを受けるっていうのは、その人の活躍を知ってて、その人の演技やパフォーマンスに魅了された時間が多かったからってことだろうから、何のひねりもないけど、わたしもそれだけ歳をとったってことなんだろう。

私は大学生くらいから声優さんの名前を意識するようになった。それまでは「〇〇のキャラと同じ声の人」っていう認識の仕方をしてたし、多くの人は声優にあまり興味がないだろうから、そうやって認識している人は多いと思う。

 

そんなわたしにとって「野原ひろしの声の人」をやっている声優さんの名前を覚えるのは比較的最初の方だったし、気がつけばあちらこちらの作品に「野原ひろしの声」は存在していた。それはリアルタイムでやってるアニメだけじゃなくて、小さい頃に観ていた大好きなアニメでもその声は聞こえてた。「あ。思えばあの声もそうだったんだ」みたいな。

 

別にわたしはアニメヲタクを語れるほどのものじゃないが、それでも自分のアニメライフにこれほど溶け込んでくれていた人を失う悲しみは大きい。

声優さんのお仕事はアニメには限らない。もう一つ思い出すのは、やっぱりロバート・ダウニーJr.の吹き替えだ。わたしは『アイアンマン』含むMCU作品に触れる前に『シャーロック・ホームズ』でロバート・ダウニーJr.が好きになった。初っ端が吹き替えで観たこともあり、俳優と声のマッチ具合に感動してからは、MCU作品も割と吹き替えで観ることが多かった。この先、わたしはロバートの出演作を吹き替えで観れるのだろうか。

シャーロック・ホームズ(吹替版)

シャーロック・ホームズ(吹替版)

  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video
 

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストシーンはもともととても感慨深くいろいろ考えて泣いてしまうシーンだけれど、望まない形で泣く理由が増えてしまった気がする。

 

心よりご冥福をお祈りします。