人生初の胃カメラに挑戦したら、マジで「ジャブジャブ様のお腹」だったって話
結婚式から帰宅した夜くらいから、どうも右下腹部がズキズキと痛い。
実は年に数回この症状で苦しむことがあり、都度病院に行くものの、ハッキリとした原因がわからないまま薬だけ貰って終わっている。
今回はきちんと原因を突き止めようということで昨日(9/17)、会社に午前休みを貰って胃カメラ、エコー検査、ピロリ菌検査と盛り盛りで診てもらった。
人生で初めて、胃カメラを経験したが、マジで『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のダンジョン「ジャブジャブ様のお腹」そのものだった。
※身体の中の話なので、人によっては気持ち悪いと思う描写があるかもしれません。ご注意ください。
胃カメラって意外と太いのね
胃カメラやってみますか?とお医者さんに言われても結構余裕をこいていた。
なんとなくオジサン勢は嫌がってるイメージがあるが、技術も進歩してるし、ほそ~い内視鏡を鼻からスッと通すだけだろ?くらいな気持ちでいた。
しかし、その甘い考えは見事崩される。
お医者さん「はい。じゃあコレを今から鼻に通していきますからね。結構見た目しっかりしてますが大丈夫なんで」
え。待て待て。そんな太いの?メチャクチャ固そうなんだけど。ストローじゃん。
いや、痛い痛い。無理だって。そんなの鼻通らんて。痛たたた。
と、こんな感じで全然「スッと」通らなかった。勿論お医者さんが下手というわけではなく、ワタシの鼻が中々通りづらい形だったらしい。
結局、左の穴→右の穴→もう一度左の穴を試してなんとか入ってった。横断歩道かよ。
鼻を抜けたら、不思議な世界でした
鼻を抜けた後は、だいぶ楽になり、カメラはスルスルと奥に進んでいった。モニタ越しに見える自分の身体の中は、まさに昔やった『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に出てくるダンジョン「ジャブジャブ様のお腹」そのもの。
壁は黄色のような、黄土色のような色をしており、表面は脳みそみたいにヒダヒダしてた。そして、その表面を覆うテカッテカとした粘膜。
通路もグネグネと複雑で、途中途中に一定間隔で開いたら閉じたりする穴もあった。それがまた「ジャブジャブのお腹」を連想させた。(あのダンジョンではその穴を開くために喉ち○このようなスイッチを押したりしたが)
「人間の体内に侵入する」なんて回はギャグ漫画なら結構あるし、少年アクション漫画でもそれなりに描かれるシチュエーションだ。
でも、もしリアルに描いたとしたら、どう頑張ってもホラーになってしまうと思う。それだけ人間の体内はおどろおどろしい。
多分、楳図かずおが胃カメラの様子をリアルに実況する漫画(おばけもバケモノも出さない)を描いたとしたら、それだけで十分ホラー漫画になる気がする。
軽めの炎症のようなものが見つかる
幸い、オクタロックやバリネードはいなかったが、かなり軽めな潰瘍の初期症状のようなものが発見される。炎症みたいなものらしい。
おもむろに新しいワイヤーのようなものを、カメラのチューブに通すお医者さん。
お医者さん「一応、細胞を採取しておきましょうね」
とそのワイヤーの先に付いているハサミのような部分で肉をチョキン。ジワ~っと滲み出る血。
ミクロの世界の話だし、全然痛くないのだが、自分の中であんな風に肉が切り取られているのをモニターしていると中々思うところがある。
ごめんよ。ジャブジャブ様。壁を剣で切ったり、ブーメラン投げつけたり、バクダンで爆発したり……。とんでもない非道だったと反省してるよ。
検査は一旦終了
胃カメラを終え、エコー検査を終えた結果少なくとも胆石や胆嚢炎といった症状は見られなかった。胆石をメチャクチャ心配していたので、そこは一安心。
胃カメラからも、潰瘍の初期症状以外は問題ないということ。その炎症自体も今回の右下腹部の痛みとは関係なさそうらしい、あとは血液検査とピロリ菌の検査結果を後日受け取ることになって、昨日は終わった。
石がなかったのは良かったが、ハッキリと原因がわからなかったのは残念。他の検査結果で何かしら結果がわかればいいなー。