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『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』| シリーズを一作も観たことない妻と観るスター・ウォーズ鑑賞会【第2弾】

前回に引き続き、休日を利用して『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』を、本シリーズを全く観たことがない相方さんと鑑賞した。

  

jokigen.hatenablog.com

 
旧シリーズとしては3部作中の2作目らしく、起承転結の"転"を担いつつも、一作の映画としてまとまっており、ワタシは旧3部作の中では本作が1番好きだ。

前回記事同様、ネタバレありきで感想を書くのでまだ観てない方はご注意ください。

あらすじを一言でまとまる

パパの仇だと思ってた悪者は、実はパパ自身だった。

 

こんなところだろう。

 

3部作モノの中間2作目は印象が薄くなりがちだが……

個人的な所感だが、3部作モノの2作目というのは3作目につなげるための布石となる位置づけになる作品が多い。次回作(3作目)が観たくなるように話を作ることに力を入れている気がする。

 

これは映画ビジネス的側面から考えても当然といえば当然で、1作目は世界観と作品の面白さを出し惜しみなく伝え、仮に人気が奮わなかったとしても、イチ作品として閉じるよう物語を完結させる。(もちろん続編が制作用にある程度の布石を打っている作品もある)そして、評価がよければ続編を作る、という流れを取るからだろう。

 

言うなれば2作目は完結編の前編、3作目は完結編の後編の位置づけだ。

 

それがあるからなのか、3部作モノ2作目というのはなんとなく印象が薄くなりがちなのはワタシだけだろうか?

 

ラスト付近の展開や、続きが気になる終わり方の部分は覚えているのだが、そこにばっか記憶がフォーカスされており、序盤・中盤が全然あまり頭に残ってないことが多い。

パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作、『マトリックス』3部作、『るろうに剣心』3部作しかり。

 

地上戦、修行シーン、脱出劇、宿敵とのタイマンが詰め込まれた特盛作品 

そんな中、本作は序盤からラストまで印象深く残っており、「完結編の前編」という位置づけを脇に置いたとしても、イチ作品としてとても面白い。

 

序盤は雪原での大規模な地上戦から始まり、物語はヨーダとの修行に励むルークサイドと帝国軍の追手から逃れるため奮闘するハン・ソロサイドに分かれて進行する。

 

各サイドの場面が切り替わりながら話が進んでいくのが、画面的にも単調にならず飽きることないし、ハン・ソロサイドを助けに行くために修行したルークが合流し、そのまま宿敵ダース・ベイダーと対峙する展開はアツい。

 

ざっくりあらすじを振り返るだけでも、本作にはかなりの見どころが詰め込まれている。「地上戦」、「修行シーン」、「脱出劇」、「宿敵とのタイマン」当然それぞれに重み付けがされているものの、どれもバランス良くフォーカスされており、意味ないシーンになってないとこが良い。

 

終盤のルークvsダース・ベイダーは本当に最高

全体的に面白いといいつつも、やはり本作のハイライトは終盤のルークvsダース・ベイダーの一騎打ちのシーンだろう。

 

冷凍室で待つダース・ベイダーが照明の加減でシルエットだけ見えるところは、そりゃも超カッコイイ。思わず「ベイダーァァキターーー!!」と叫んでしまう。

 

そこから、始まるライトセーバーによる殺陣シーン。殺陣シーンも前作に比べると格段に上手になっているし、映像技術の進歩によりライトセーバーの伸び方もかなりスムーズになっているのもよい。(前作だと合成の関係なのか一瞬プツッと画面が途切れる)

 

そして激しい交戦の末に明かされる衝撃の事実。うーむ。まとまっている。

当時の人はこれを観て続編を観に行かないわけがないだろう。

ワタシも何度も観てきた作品だが、やはり通しでみると続きが楽しみで仕方ない。

 

おまけ

ちなみに相方さんはベイダーがルークの父という、事実は知らなかったらしい。このあまりにも有名な衝撃をこの歳で知ることができるのは、ある意味うらやましい。

 

ただ、本編の衝撃よりも『トイ・ストーリー2』のバズ・ライトイヤーとザークのくだりは、本作のパロディだということのほうが驚いていた。なんそれ。