【ネタバレなし・感想】映画『屍人荘の殺人』| 剣崎比留子可愛すぎ
週末に 『屍人荘の殺人』を観てきたので、感想を綴っておきます。
本ブログでは珍しく割と上映してすぐの感想記事ですね。
ネタバレはありません。
映画のあらすじ
神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也)は学内の事件を推理する自称【ホームズ】と【ワトソン】。
しかし葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手。事件の匂いを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。
そんなある日、2人の前に剣崎比留子(浜辺美波)という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかける。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味をひく。3人が向かった先は山奥に佇むペンション【紫湛荘しじんそう】。
そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。しかし葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て篭りを余儀なくされる。一夜が明け、ひとりの惨殺死体が発見される。それは死因もトリックも全てが前代未聞の連続殺人の幕開けだった。
ー ホームページより引用
感想
とにかく剣崎比留子可愛いよ!ペロペロ!
神木くんとPerfumeによる主題歌『再生』目当てに行ったのだが、いざ行ってみるとわたしの目は終始、浜辺美波演じる剣崎比留子に釘づけだった。
設定の斬新さ、謎解きのハラハラさも良かったが、何が1番良かったって剣崎比留子だ。
もう超可愛い。剣崎比留子を観るためだけでもいいので劇場に足を運ぶことをオススメする。
剣崎比留子は本作のヒロインであり、中村倫也演じる本作のホームズ役・明智恭平と神木隆之介演じるワトソン役・葉村譲を事件に巻き込んだ謎の美女だ。
見た目はオシャレでキュートなのだが、基本は無表情で笑顔はほぼない。クールなお嬢様かと思えばそうではなく若干古風さがある「~だ」口調な喋り方と、コミカルな動き、そして突如として白目を剥いたりとかなりギャップのある表情を周りに臆することなくやっちゃう。
いわゆる「不思議ちゃん」なのだ。この「不思議ちゃん」キャラを観ているものに全く嫌味や不快感を与えることなく浜辺美波さんが素晴らしく演じ切ってくれており、もうずっと観ていられる。剣崎比留子観ながら白米食べられる。
それくらいよかった。
キャラもの作品としてもGOOD
本作はその大胆な設定と衝撃的な展開が見どころだと思うが、わたしはキャラものとして、とても気に入った。
上記の剣崎比留子への感想を読んでいただいでわかるとおり、キャラへの愛がアニメや漫画、ラノベの登場人物へのそれと全く同じなのだ。
京極堂シリーズもそうだけど、探偵モノミステリーは多少なりライトノベル的なキャラもの感があった方が好き。
— ありひと (@rihito_ymoymo) 2019年12月15日
ということで剣崎比留子は大好物。多分原作読んでも浜辺美波さんのあのキャラで脳内再生されるだろう。
#屍人荘の殺人
浜辺美波さんだけではなく、今回のキャスト陣はライトノベル風にデフォルメされた小説の中の登場人物を見事に3次元に再現してくれている。ハマりまくってた。(ただ原作を読んでないので、3人のキャラが原作準拠なのかはわからない。もしかしたら映画特有のキャラクターなのかも。その辺は原作も読んでぜひ確認してみたいところ)
神木くんは、葉村くんの一見パッとしないもののその優しさや、ここぞという時に他人のために動ける強さを滲ませるのがとても上手だった。
中村倫也さん演じる明智恭平は、ウザいけど憎めない。そしてやっぱり只者じゃないのか?どうなんだ?と観てる側に思わせる。
3人のキャラクターのトリオとしての活躍はこれからもずっと観ていたかった作品だった。そう。できれば3人揃って。
ぜひ前情報なしで観てほしい
ところで本作は「閉鎖されたペンションでの殺人事件」というのが超大枠のあらすじになる。いわゆるクローズドサークルものだ。
その殺人事件と並行してもうひとつ大きな事件と前半に衝撃的な展開が待っているのだが、それは是非ネタバレなし、できれば前情報はほとんどない状態で映画館に臨んでほしい。
唯一前情報でオススメなのが、公式の予告編。これだけでポップな世界観と剣崎比留子の可愛さが伝わる。ああ、可愛い。
わたしは原作は未読だったのだが、『少年ジャンプ+』でのコミカライズ版を途中まで読んでいたので大きな事件も衝撃的な展開もコミック版の方で知ってしまっていた。
できれば今から観る人には、ぜひ映画館でそのショックを体験欲しい。「え?え!?こういう感じ!?」ってなると思う。