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【ネタバレあり】映画『アイアンマン2』 | MCUマラソン第2弾

MCUラソン第2弾として『アイアンマン2』を鑑賞したので、感想を書いていく。

スターウォーズシリーズに浮気をしたこともあり、前回の『インクレディブル・ハルク』からやや時間が経ってしまった。マラソン完走までの道のりは長い。

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本作は1度過去に観ており、2度目の鑑賞となる。細部はほとんど覚えていなかったので、改めて見返すことで、本作からかなり『アベンジャーズ』を意識していたんだ、という発見があった。

アイアンマン 2 (字幕版)

アイアンマン 2 (字幕版)

 

本作の位置付け

本作はMCUマーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの3作目に位置する。公開は2010年なので、2008年にシリーズとして始動した『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』から2年経っている。

 

MCUシリーズは『アイアンマン』(2008)から記念すべき最初の『アベンジャーズ』(2012)までを「フェーズ1」としている。

 

当然『アベンジャーズ』でヒーローを集合させるためには、それまでに各ヒーローを単独作でスクリーンデビューさせとかなければいけない。

 

なので、フェーズ1は各ヒーローの誕生物語が描かれた作品が1作ずつ並んでいるわけだが、アイアンマンのみが続編として、本作『アイアンマン2』が入ってきている。

 

皆んな、お披露目用にデビューシングルを1枚ずつ出している中、1人だけ2ndシングルまで出しているようなものだ。アイアンマンの人気が伺える。

MCUシリーズ フェーズ1作品

トニーの性格を強く感じられる作品

スターウォーズEP5の感想記事でも触れたが、3部作構成の2作目というのは、往々にして印象が薄い。(あくまでワタシの個人的なイメージですが)

アイアンマンは結果的に3で終わったが、元々3部作構成にするつもりだったかは定かじゃない。

 

ただどっちにしても、本作もやはり内容をあまり思い出せなかった。

 

観る前に相方さんと

ワタシ「前に見たはずなんだけど、あんまり覚えてないんだよねー。トニーが自暴自棄になってたのだけは覚えてるんだけど」

 

相方氏「あの人、いつも自暴自棄じゃん」

とこんな会話がなされてたくらいだ。

 

内容に触れていこう。

 

前作でアイアンマンとして、デビューしたスターク。その活躍はめざましく、世界中からヒーローと認知されている。

 

一方で、彼自身は悩み苦しんでいた。生命維持装置とも言える胸のアークリアクターの動力源である元素「パラジウム」が彼の身体を蝕んでいたからだ。彼に残された時間は少ない。

 

加えて、軍や政府はアイアンマンスーツは危険な兵器だと主張し、国側に差し出せといってくる。

 

そんな大変な中、ヒーローとなったトニー・スタークに恨みを持つ復讐者が現れる……。

 

大雑把だが、話の展開はこんな感じだ。

 

なるほど。改めて観直してみると、やっぱりトニーは自暴自棄になってて、終始不安定だった。そうやって考えると、トニー・スタークはだいたい不安定だ。

 

表向きは、我儘でナルシスト。目立ちたがり屋で「俺が世界を救うんだ!俺の考えが正しい」的なオレオレ系のヒーローであるイメージが強いが、その裏では常に悩める姿が、どの作品でも描かれている。

 

自分の行き過ぎた行動に反省することもあるが、それを素直に言葉にするのも下手で、アイアンマンでありながら、かなり人間らしいキャラクターだと思う。(”人間らしい”で済まされない、破天荒さもあるが)

 

だからこそ愛されるヒーローなのだろうと、本作を観直してみて改めて感じた。そして、このキャラはロバート・ダウニー・Jrがめちゃくちゃハマってる。ロバート自身がスタークみたいな性格なんじゃないかと思うくらいハマってる。

 

あまり覚えてなかった本作だが、『エンドゲーム』まで観た後だと、トニーにスポットが当たっている本作含めて、アイアンマン単独3部作への感じ方はかなり変わってくることに気づいた。

 

MCUメモ

さて、冒頭で述べとおり、本作から『アベンジャーズ』に向けた布石、すなわち他MCU作品につながる場面が多数に散りばめられている。

 

せっかくMCUラソンをやっているので、自分の備忘も兼ねて本記事からその辺りの情報をメモっておこうと思う。

 

結構抜け漏れがあったり、気づいてない点もありそうなので、ご意見あったら是非コメントください。

 

どうしてもネタバレになってしまうので、観てない方はご注意ください。

本編

スカーレット・ヨハンソン演じる「ブラック・ウィドウ」が初登場→MCU作品全般

作ではトニー・スタークを調査するためにナタリーとして、スタークインダストリーに潜入。

 
キャプテン・アメリカの盾→『キャプテン・アメリカ

スタークの父ハワード・スタークの遺品の中に入っていた。スタークは新元素開発用レーザー装置を水平にするために、盾を敷物として使う。なんて罰当たりな。

 

ちなみに遺品から盾を発見したS.H.I.E.L.D.のエージェント フィル・コールソンは、後の作品でキャプテン・アメリカの大ファンだということが明かされる。さぞかしトニーの行動にお怒りだっただろう。

 

エンドロール後のおまけシーン

クレーターの中心に宇宙から飛来してきたであろうハンマー→『マイティ・ソー

ニューメキシコ州にて、コールソンが発見。

 

こんな感じで、他作品に繋がる情報が結構多い。前回紹介した『インクレディブル・ハルク』は最悪観なくてもいいと言ったが、本作は是非観ておいてほしい。

 

だいぶ長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれた方、今回もありがとうございました。