『フリクリ プログレ』観てきた!① | 私とフリクリの出会い
どうも。ありひとです。かなりご無沙汰しております。
少し経ってしまいましたが、週末に映画『フリクリ プログレ』を観てまいりました。
もう上映終わってしまいますが、感想記事を書いていきます。
OVAの感想にまで遡って、思うままに書いてたら長くなってしまったので、記事を分けることにします。
今回はOVA作品についてしか触れません。映画『フリクリ プログレ』の感想については次回書くのでご了承ください。
そもそも『フリクリ』とは
『フリクリ』は元々2000年に全6話で制作されたOVAアニメ作品。『新世紀エヴァンゲリオン』、『トップをねらえ!』などで有名なGAINAXのオリジナル作品です。
あらすじを説明しろと言われると、とても難しいですが
小学生のナオ太はある日、謎の女ハルコにベスパで轢かれる。その後、おでこから角が生えたり、ロボットが出てきたりとナオ太の日常は大きく変わっていく…。
こんな感じでしょうか。意味不明ですね。
そうなんです。結構意味不明な作品だったんです。
フリクリとの出会い
私と『フリクリ』の出会いは大学2回生のときです。バイト先の店長がたまたまDVDを持っており、借りたのがきっかけでした。
高校時代からエヴァにハマっていた私は、GAINAX作品は多少なり観ておりましたが、『フリクリ』については存在すら知らなかったです。
鶴巻監督の『トップをねらえ!2』も大好きだったので、とても期待を膨らませて観たのを覚えています。
(あとから調べると『フリクリ』の方が『トップ2』より先に制作されているんですよね。)
しかし、1話の感想はあらすじでも述べたように、意味不明でした。
まくし立てるように話す多めのセリフ量、目まぐるしく変わるシーン、コロコロ変わる作画、戦闘シーンの半端ない描き込み、そもそもオデコからロボットが飛び出てくるというワケのわからない設定。
割と今まで正統派なアニメしか観てこなかった私からすると、正直、実験的な演出が多いこの作品にはかなり面食らいました。
(何を"正統派"というのかは微妙なところですが。エヴァが正統派だったのかというとそれはそれで違う気がしますし。)
ただ物語を勧めていくうちにその感想はわけわからない!が面白い!に変わっていき、好きになっていきました。
綺麗な絵
なぜ『フリクリ』という作品に惹かれていったか。1つとしてシンプルな理由ですが絵が綺麗だったんでしょうね。
演出的に作画テイストが変わることはあるものの(例えば、漫画のコマ割り風に急になったり)、基本的にこの作品の作画への力の入れ具合は中々類を観ないものでした。
元々エヴァ好きな私としては、キャラデザが貞本義行さんというのも良かったです。
戦闘におけるアクションシーンでのテンポの良さも有名です。
私はこの作品を観て、初めて「今まで観てきたアニメって口が動いているだけで、基本結構止まってるんだな」と感じるようになりました。
"作画"というものを意識するようになったのは、この作品を観てからですね。
ハルコさんの声が素敵
も一つの理由が、メインキャラであるハルコさんの声が良かったこと。
声優さんは新谷真弓さんが担当されています。独特の鼻声感ある声とハルコの適当な性格とマッチしていて、繰り広げられる会話劇が心地よいものでした。
わけわからない!を考察する楽しさ
最後はこれにつきますかね。結局、エヴァと一緒です。
「なんで頭からロボットが?」「あのロボットは何?」みたいなことを考えながら観るのが面白かったんでしょうね。
でも、だいたい考えていたことは当たっておらず、あとからネットで調べると「あ〜なるほど」ってなることが多かったです。それはそれで良いところなのですが。
全部を説明しきる作品より、観る側に少し考えさせるような作品の方が魅力的ということなんでしょうかね。
ガイナ作品はその辺うまい印象ですが、そこまで計算しているのかまでは、わかりません。
さいごに
結局今回はOVA『フリクリ』についてしか書かなかったですね。
しかもネタバレしないよう内容自体にはほとんど触れなかったので、未鑑賞の方からするとイメージが湧きにくかったかもしれません。
気になる人は是非観てみてください。ヘンテコな作品です。
今ならAmazon Prime Videoで全話無料で観ることもできるみたいです。
Prime会員サービスはとてもオススメなので、この機会に是非どうぞ。
次回こそ、映画の感想書きます!よろしくどーぞっ!