無機質にアウトプット

読んだ本や観た映画の感想を書いていきます。

【読書感想】『「頭のいい人」は、シンプルに仕事する!』| とにかく「シンプル」と「無駄を省く」にこだわる

こんにちは。ありひと(@rihito_ymoymo)です。

2019年仕事初めから、はやくも1週間経ちました。

 

正月休み中は、時間があり趣味や勉強、読書もたっぷりできました。

ブログ記事の更新頻度も高く、「今年はやったるぜ〜!!」とアガってましたが、仕事が始まった途端自分の時間は全然取れなくなりました。

 

現実は厳しいですね……。

 

さて本日は、中島孝志さん著の『「頭のいい人」は、シンプルに仕事する!: 「8割捨てる」発想、そして実行が、あなたの人生を変える』の書評を書いていきます。

 

仕事の効率化のために「とにかく無駄をなくし、シンプルに仕事をする」ことを勧め、それを実現するためのノウハウや考え方をまとめた本でした。

目次紹介

はじめに◎仕事はすべて“簡潔・明快”に!
1章◎仕事を「単純化」「見える化」するヒント
2章◎時間は、シンプルに使ってこそ生きる
3章◎仕事に「スピード革命」を起こす法
5章◎「最高の人間関係」をつくる知恵
4章◎「できる人」は「走りながら考える人」
6章◎これが頭のいい「捨て方」「片づけ方」
7章◎頭をクリエイティブにする、とっておきの方法

 

仕事を効率化したい、働き方を変えたい人にオススメ

昨今「働き方改革」が話題ですよね。

ただ長時間働けば良いのではく、いかに短時間で効率よく成果を出すかが重要視される時代となりました。

「そんなこと言っても、やる仕事内容や量は変わらないのに、そんな簡単に変えられないよ!」と思う方、多いんじゃないでしょうか。私も全く同意見です。

この本ではそんな人に、「シンプル化」という点にフォーカスして多くのヒントを与えてくれる本だと思います。

 

まずは捨てる!!

本書の要点は以下の文章にまとまってます。以下引用。

「シンプル」の極意とは?

まずは、アインシュタインの言葉から。

「ものごとはすべて、できるだけ単純にすべきだ。しかし、ただ単純にするだけではいけない」

これが、この本でいいたいことの要諦 です。

 

まず、あなたが捨てるべき9つの「お荷物」

仕事をシンプルにする、ということは、仕事をより効率的に、より生産的にするための方法であり、よりストレスのないものにするための手段です。

そのために、まず、あなたが捨てるべき「お荷物」は、次の9 つです。

① 完璧主義
②いい人
③先延ばしグセ
④過度の不安症・心配症
⑤丼勘定・無計画
⑥頑張りすぎ
⑦短気
⑧不要のもの、不急のもの
⑨過去の自分

結局の所、何かを単純にするためには何かを捨てることが大切ということです。当たり前っちゃ当たり前ですが、やはり重要なポイントです。

 

こだわりさえ捨てれば、チェロも弾けるようになる

仕事効率化とは離れますが、本書ではチェロで1曲マスターするための方法として、次のやり方を紹介しています。

  1. 曲全体をブロックごとに細切れに
  2. 例えば1.が20小節であれば、1日1小節ずつ20日間かけて練習する

ポイントは順序にこだわらないことです。難しいところはどうせ時間がかかってしまうんだから簡単なところ、すぐにできるところから練習していけば、結果的に20日後にはその曲をマスターできるということです。

これは「ロケット博士」として名高い糸川英夫先生の練習法だとか。

そんなに上手くいくかは別として、これもこだわりを捨て単純化することで物事を効率化するという本書のメッセージを表した内容だと感じました。

 

 

本書の印象

シンプル、甘美な響きです。著者のシンプルと無駄を省くことへのこだわりを強く感じる一冊でした。

シンプル化のためにタスク管理、スケジュール管理、資料管理、はては人間関係に関するノウハウ・TIPSが浅く広く網羅しているため、パラパラと拾い読みするだけで充分エッセンスをつかめる本かと思います。

 

逆に言うと、一つ一つのノウハウやTIPSについて、内容が薄いとも言えるかもしれません。これまで仕事効率化のビジネス本を読んだことがある人なら、かぶる内容も多いかと思います。

 

手元に辞書的に一冊持ちたい人に向いている本だと思います。

より具体的に時間管理術について知りたい人には『1440分の使い方:成功者たちの時間管理15の秘訣』もおすすめです。

 

jokigen.hatenablog.com

 

それでは今日はこのへんで!次回もよろしくどーっぞ!

ありひとでした。