結局、ブログは「です・ます」調と「〜である・〜だ」調のどっちがよいのか?考えすぎてハゲそう
ここ2、3日だけの話ではあるが、ブログの更新頻度が高め。
というのも7月から職場が変わり、通勤時間が倍以上増えたので、その時間を執筆に当てることができているから。通勤時間が長くなったのは辛いが、ブログにアウトプットする時間が増えたのは嬉しい。
そんな本ブログもやっとこさ30記事を超えてきたところだが、未だに悩むことがある。
―それは文体を「です・ます」調にするか、「〜である・〜だ」調にするか問題。
ネットで調べてみれば、いろんな記事でそれぞれの文体についてメリット・デメリットをまとめられている。
結論からすると、この悩みの答えは人それぞれ。結局その人のセルフブランディングに依る!というのが答えだと思う。それはわかっている。わかっているのだが……。
セルフブランディングというのは、詰まるところ、その人のネット上キャラだ。自分や自分のブログがネットの皆さんからどう思われたいからがハッキリしてれば、自ずと文体も決まってくるはず。
逆に言えば、未だに迷走しているワタシはキャラがブレてるわけで……。
自分としては、「です・ます」調と「〜である・〜だ」調それぞれの特徴は理解してるつもりで、色んなブログを読む中で、こんな風に書けたらなぁっていう理想もある。だけど、いざ書いてみると全然うまく出来てなくてつらい。
例えばワタシのよく読ませてもらってるブログで「です・ます」調といえば、インデックス投資ブロガー青井ノボル(@sindanindex)さんが運営する『インデックス投資で長期縦走へ』。
青井さんはブログを読んでても、Twitterを見てても、とにかく真面目さと誠実さが伝わってくる。
「です・ます」調のメリットとして万人に受ける柔らかさがよく挙げられるが、青井さんはまさにそれを体現している文章を書かれている。
どうしたらスマホの画面越しの文字だけで、あそこまでの嫌味ない謙虚さと誠実さが伝わるのか。甚だ疑問だ……。
(余談だが、先日の『インデックス投資ナイト2019』という投資イベントで青井さんご本人とお会いした。ネットの印象通りの誠実で真面目、お話ししやすい方だった。結局「ネット上のキャラ」なんてものはなく、リアルの人となりがブログとかにも現れるのだろうか。誠実な人が書けば、誠実な文書に。面白い人が書けば、面白い文書に。あれ?自分の文、そんなに面白くないぞ……。……え?)
一方で、「〜である・〜だ」調で大好きなブログがkansou(@b_kansou)さんのはてなブログ『kansou』。
もはや「〜である・〜だ」調の範疇を超えた文のくだけっぷりで、なかなか毒が強い言葉遣いも多いのだが、文のリズム、テンポがどの記事も秀逸で中毒性が高い。上記の記事なんか何回読んだことか。
まさに、kansouさんしか書けないブランディングされたブログだと思う。
また、kansouさんは常にくだけた文体じゃなく、記事の内容によっては「です・ます」調と使い分けてる。キャラだけではなく、その記事で伝えたい雰囲気にもやって変えることができれば、上級者なのかも。
ちなみに、kansouさんのブログは下記の記事もオススメ。是非読んでほしい。
なんだかワタシが好きなブログ紹介の記事みたくなってしまったが、最後に紹介するのは「です・ます」「〜である・〜だ」調のハイブリッドなブログ。
結騎 了(@slinky_dog_s11)さんの特撮ブログ『ジゴワットレポート 』。
記事ごとに文体を変えるだけではなく、同じ記事の中でも使い分けていることが多々ある。
にも関わらず、結城さんの記事は毎回一定の堅さがある。ここで表現した堅さというのは、「堅苦しさ」ではなく、「読みごたえ」と読みかえてほしい。
映画や特撮ドラマの感想・考察記事は、その厚みある内容ゆえに、それなりの文量があるにも関わらず、詰まることなく読み切ることができ、読了後は必ず一定の満足感が得られる。
寄稿のお仕事もされており、PV数もブログ歴も全く足元に及ばないのだが、曲がりなりにも文書を書く人間として、最も尊敬しているブロガーさんである。
改めて気になっているブログを並べてみて思うのは、タイプは違えどやはり皆さん確固たるスタンスを持って書かれているということ。
こういった先輩ブロガーさんを目標にしながら、しばらく右往左往しながら執筆してくんだろうなぁと。まだ定まるほど書いてないってのが一番の原因な気がする。
試しに本記事の「です・ます」調で書き直してみて、自分で比べてみるのもいいかもしれない。